焼き物美術館┃器物語

日本各地に

器は使ってこそ価値が生れます。

多才の人、北大路魯山人は美食家、料理人、陶芸家として有名です。その作品は美術品として紹介されていますが、料理がそこに盛られることを意図して作られているのが分かります。この皿に魚をのせ、この徳利と杯で一献傾けたいという気分にさせる器です。器として芸術的というだけでなく、料理を持っても映えるという、器の神髄を備えています。

 

 

出典元:ノリタケ食文化研究会編『器物語 知っておきたい食器の話』2000年,中日新聞社126-127頁

<このコラムについて>
コラム『器物語』は、2000年に刊行された『器物語 知っておきたい食器の話』の本文を転載させていただいております。
この書籍は、食器の知識がない人にもわかりやすく、かつ作り手(売り手)目線での、非常に興味深い食器の話が凝縮された良書で、私自身も学生時代に擦り切れるほど何度も読み込んだ、思い出深い一冊です。
本文の掲載をご承諾くださった株式会社ノリタケカンパニーリミテド様に心よりお礼申し上げます。
(カリーニョ代表 加納亜美子)

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