白い器の魅力┃器物語

宝石と同じような価値のあった、白い磁器

何年か前(※注)、白い器のブームがありました。白い色はほかの分野でも流行し、白い家電製品や白い自動車が全盛になりました。

コックさんに「どんなお皿がベストか」と尋ねると、大抵の人は「白い器が一番」と答えます。料理が最も映えるからです。

ドイツのマイセン窯がヨーロッパで最初に目標としたのは、東洋と同じ白い磁器でした。銀の食器や茶色の陶器より、白い食器のほうが料理もおいしく見えますので、白い磁器は宝石と同じような価値を持っていました。

メーカーや国によって違う器の「白さ」

白い食器は一見、どれも同じ白ですが、実はメーカーや製造される国によって違います。

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※注:この文章は2000年に刊行された『器物語』で掲載されたものです。
出典元:ノリタケ食文化研究会編『器物語 知っておきたい食器の話』2000年,中日新聞社,16-17頁

<このコラムについて>
コラム『器物語』は、2000年に刊行された『器物語 知っておきたい食器の話』の本文を転載させていただいております。
この書籍は、食器の知識がない人にもわかりやすく、かつ作り手(売り手)目線での、非常に興味深い食器の話が凝縮された良書で、私自身も学生時代に擦り切れるほど何度も読み込んだ、思い出深い一冊です。
本文の掲載をご承諾くださった株式会社ノリタケカンパニーリミテド様に心よりお礼申し上げます。
(カリーニョ代表 加納亜美子)

 

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