こんにちは。カリーニョ代表の加納です。
先日、キュレーターを務めるぐるなび『ippin』に、私の執筆したコラムが掲載されました。
今回はハプスブルク家に縁のあるオーストリアワインのご紹介。
その名も「エスターハージー」。
以前、ワインのインポーターで勤めていた時に、初めて上司に依頼された仕事が、オーストリアワインの商品ページを作ることでした。
ワインの紹介をするのは前職を辞めて以来のことでしたので、少し懐かしくなりました。
「エスターハージー」とは?
「エスターハージー 」は、貴族の名前です。
エスターハージー といえば、音楽に興味がある人はハイドン、食に興味がある人はケーキ、建築物に興味がある人は宮殿を連想させる名前なのでは?と思います。
エスターハージーはドイツ語(オーストリア)読みで、ハンガリー語だと「エステルハージ」。
洋食器好きとしては、エステルハージ侯爵といえば、ハンガリーの名窯ヘレンドの初期の大スポンサーというイメージ。彼らなくして、今のヘレンドは存在していなかったといっても過言ではない重要人物です。
(…と、書き出すと長くなりそうなので、続きは『食器×歴史上の人物』でまたご紹介します。)
中産階級出身の貴族にも関わらず、ハプスブルク家に忠誠を誓い,ときには婚姻関係をも利用して,巨大な資産と侯爵位を手にし、副王という地位までのぼりつめたハンガリー最大の名門貴族。
音楽家や芸術家にとっては、偉大なパトロンでもありました。
今回ご紹介しているワインは、そんな彼らが一族用に作っていたワインを商品化したものです。
最近、オーストリアのピノノワールって美味しいなあと再認識しています。
すごく真面目で優等生。でも、どこか陽気。そんな印象。
日本ではあまりなじみのないオーストリアワインですが、和食にも合いますので是非一度味わってみていただきたいです*
