私が有田に行った2つの理由

先日、佐賀県・有田にある源右衛門窯に足を運んできました。

目的は2つ。
一つは、6月18日に開催する京極寿司の眞杉 国史若大将とのコラボ食事会で使用する器選び。

【食事会の詳細はこちら】
(なんと申込開始1日で、昼の部・夜の部ともに満席御礼になりました。
とても嬉しいです…お申込みくださった皆様、ありがとうございました!)

もう一つは、わたし自身がとっても魅了されている源右衛門窯のことを、現地の空気を肌で感じながら、制作に携わる方々のリアルな言葉で知りたかったからです。

印象的だったのは、部長の藤さんが言われていた、「うち(源右衛門窯)の器は、”使うと元気になれる”と、お客様からよく言われるんですよね」という言葉。

とあるお客様が入院するときに、「源右衛門窯の器は元気を分けてもらえるから、入院先でも使いたい」とリクエストされたこともあったそうです。

この話を聞いて 私が思い出したのは、つい先日、別の食器業界の方とお話していた時に聞いた、
「私が思うに、美しい食器って、使うと元気になれるんですよね…それは作り手がエネルギーを込めて作っているから。 そのエネルギーを感じるから、作り手が想いを込めて作った食器には、ただ”美しい”だけではない魅力があるんです。」 
という言葉。

きっと、手間ひまかけた「本当にいいもの」は、食卓や生活環境がどんなに多様化しても、そして国をも超えて、器を使う人々のこころに、ちゃんと響くのだと思います。

今回一緒にコラボしていただく、京極寿司の眞杉さんが握るお寿司も、、、。
食材へのこだわりや丁寧なお仕事ぶりはもちろんのこと、何より眞杉さんご自身が、イキイキと、良い表情でいつもお寿司を握られるので、それがお寿司の味わいにもとても反映されているなぁと、お食事に行くたびにしみじみと感じています。

だから眞杉さんのお寿司も、私にとっては「元気になれる」お寿司。

そういう意味では、今回のコラボ食事会は、私にとって、元気になれるお寿司と元気になれる器のコラボでもあるのです。
私も参加者側になりたいくらい。。。笑

そこに、太陽のように明るいカリーニョのスタッフ・Tちゃんがセレクトしたシャンパーニュが組み合わさるので、ある意味 最強に元気になれるお食事会になりそうです。

…と、源右衛門窯のことを書いているうちに、なんだか宣伝ぽくなってしまった気がします。笑

兎にも角にも。
今回のコラボ食事会のために、眞杉さんが選んだ器、そして私が現地で実際に見て・触れて選んできた器、その一つ一つに、新しいストーリーを見出しています。

今回参加できない方々にも、もちろん今回使用する器を見ていただく機会は、今後沢山あります。むしろ、「見ていただく」のではなく、「使っていただく」機会を作るのが、カリーニョの一番の仕事だと思っています。

本当に、素晴らしい仕事ができているという喜びを感じながら、自己満足で終わるのではなく、「本当に良いもの」を少しでも多くの方々に伝えられるお手伝いができればと思います。

さてさて、最後に少しだけネタばれを・・・

ヘレンドとのコラボ作品。
マンダリンおじさんの箸置きと、お揃いの柄で作られた菱型皿です。

マンダリンおじさん、皆んな表情がリラックスしていますね。笑
可愛すぎて何枚も写真に撮ってしまいます。

ちなみに、今年はオーストリアだけでなく、ハンガリーも日本との友好150周年。
(当時のオーストリアとハンガリーは同じハプスブルク家の統治下でした。)

そんな記念の年に、ハンガリーの名窯ヘレンドと、日本を代表する名窯源右衛門窯のコラボ商品が使える幸せ。沢山の方々と共有していきます*

この記事を書いた人

加納亜美子

西洋磁器史研究家 / 料理研究家
「カリーニョ」代表。カリーニョを運営する三姉妹の末っ子。

幼少の頃から洋食器コレクターの父親の影響を受け、食器の持つバックストーリーに興味を持ち、文系塾講師、洋食器輸入会社で勤務後、2016年1月~会員制料理教室「一期会」、2019年1月~高級食器リングサービス「カリーニョ」の運営を始める。
曾祖母は赤絵付けの原料となるベンガラ作りに関わっていたルーツを持つ。