【ヨーロッパ陶磁器の旅 オーストリア編②】ロブマイヤー レオニード社長との再会

去年、オーストリア大使館で初めてお会いしたロブマイヤーのレオニード社長。

「ウィーンに来る時には、工房を案内してあげるよ」

という社交辞令?を相変わらず本気にして、本当にウィーンまで行ってお会いしてきました。
待ち合わせ場所は、非公開の工房。

ロブマイヤーの代名詞ともいえるシャンデリア「メトロポリタン」のミニバージョン。

シャンデリアのパーツは手作りです。

グラス作りも見学させていただきました。
これはグラスにカッティングで装飾を入れているところ。

複数の円盤を使って、グラスの形を作っていきます。

こちらはエングレーヴィング(装飾)で使用する円盤。
直径数ミリほどの小さいものから大きなものまでさまざま。エングレーバー(職人)さんのひとりひとりが、自分用の円盤を持っています。

ちょうど私が見に行ったときはこの柄(チロルかな)を作っているところでした。
本当に細かい装飾・・・!

エングレーバーさんの机のわきには、練習をしていたと思われるボトルが何個も。
そのうちの1つをいただいてしまいました・・・(プライスレスなお土産です!)

こちらはマイセンとロブマイヤーのコラボレーション商品(ポット)。(写真は作成途中のもの)
マイセンが形を作って、ロブマイヤーが装飾しているそうです。ロブマイヤーはほかにも、アウガルテンとのコラボレーション商品を作ったりしていて「他のブランドとも良い関係を築いているよ」とのことでした。

さて、ロブマイヤーのシャンデリアやグラスが作られる、工房内の見学も非常に興味深かったですが、実のところ、何より興奮したのは、ロブマイヤーの200年近い歴史が凝縮したお部屋!

そこには、たくさんのシャンデリアやグラスのパターン、昔使われていたカタログなどが保管されてあって、もぅそれはそれは、大興奮!

メトロポリタンのプロトタイプ!

100年以上前のデザイン画。

よく見ると、シャンパングラスからワイングラスにデザインが変更されている?

憧れのホフマンのデザイン画も!

細かいエングレーヴィングのデッサン

こちらは初代のデザイン画!

こんな大きさのものも。

顧客用のカタログ。

このシャンデリアを選び買い求めようとした顧客とは、どういう方々だったのだろう。

レオニード社長からは「そんなに興味あるなら、ウィーン滞在中、毎日見に来なさいな」ということを言われるくらいに、、、とにかく歴史を感じるものが好きな私にとっては、宝物庫のような空間でした。
(結局この部屋にだいぶ長い時間 滞在してしまいました。本当帰りたくなかったー。)

その後、工房からケルントナー通りに移動する道中でお父様にお会いできたり、2人でランチしていたら、奥様やイケメン息子くんも合流してくれたり、レオニード社長ファミリーにお会いできる幸運も。

ランチでいただいたメニュー。
レオニード社長おすすめの、フェンネルの効いた冷たいリンゴのスープ。

魚のムニエル。(緊張で、何のお魚だったのか忘れてしまった・・・)

美人な奥様と。

食後は、ケルントナー通りのロブマイヤーショップに戻り、フィンランド人のデザイナーの方と一緒にコーヒータイム。

一夜経っても未だに余韻が抜けきれず、書きたいことはたくさんありますが、続きは帰国後に・・・

最後になりましたが、今回のレオニード社長とのご縁を繋げてくださった関係者の方、本当にありがとうございました!

※写真は承諾を得て撮影掲載しています。

(つづく)

この記事を書いた人

加納亜美子

加納亜美子

西洋磁器史研究家 / 料理研究家
「カリーニョ」代表。カリーニョを運営する三姉妹の末っ子。

幼少の頃から洋食器コレクターの父親の影響を受け、食器の持つバックストーリーに興味を持ち、文系塾講師、洋食器輸入会社で勤務後、2016年1月~会員制料理教室「一期会」、2019年1月~高級食器リングサービス「カリーニョ」の運営を始める。
曾祖母は赤絵付けの原料となるベンガラ作りに関わっていたルーツを持つ。