陶磁器de読書会『秘密の花園』@ポートベロの様子を紹介します

昨日、陶磁器de読書会『秘密の花園』@ポートベロ(岡山市)が開催されました。
多くの方々に参加いただき、感謝申し上げます。

テキストは、新訳の新潮文庫版です。

私が子供のころに読んだ福音館版は、訳が古く、「紅茶」が「お茶」、「ポリッジ」が「おかゆ」、「クロテッドクリーム」が「クリーム」となっていて、イギリス文化の固有名詞が味わえないので、今回の新訳ではそれを愉しむことが出来ましたね。

お茶タイムでは、スコーンにクロテッドクリーム、ジャムとお茶という、いわゆる「クリームティー」を頂きました。クロテッドクリームやイギリスのお菓子をめぐる話で会場は大盛り上がり。(ちょっと手ブレの写真ですみません…)

トースティングフォークの解説では、「現物があるよー!」と皆さまにご披露。これも会場がアンティークショップならでは!ですね。

もちろん、この読書会の特徴である、「この作品の文学的な面白さはどういった点にあるか」というのも、とことん深堀りしました。作品構成、時代背景、作者の生い立ち、他の児童文学からの比較研究、…多角的にみてこの『秘密の花園』がいかに面白い作品であるか、文学的にどんな価値があるのか、などをじっくり語らせていただきました。

私自身も、皆さまからも活発な意見やご感想が飛び交い、作品の読み解きに深みが増して大変勉強になりました。

ノリタケのエセックスコートも、この物語にぴったりの作品で、陶磁器と文化とが密接にかかわり、文化を知ることで文学も、陶磁器も、相乗効果で楽しむことができるというのが、実感していただけたら嬉しいです。

次回は、9月20日㈮に夏目漱石『三四郎』、当日の陶磁器はエインズレイの「サマーセット」を予定しています。秋の実りが描かれたティーカップを愛でながら、秋を舞台にした青春のほろ苦い初恋小説を愉しみましょう。

また近日中に募集のお知らせをいたしますので、皆さまどうぞご参加ください。

【お知らせ】陶磁器de読書会『秘密の花園』@関西は、現在申込受付中です。皆さまのご参加をお待ちしております。詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

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この記事を書いた人

玄馬絵美子

玄馬絵美子

薬剤師 / 「陶磁器de読書会」講師
カリーニョを運営する三姉妹の長女。薬局や病院で薬剤師として勤務し、現在子育て中のアラフォー主婦。株式会社アリベでは財務面を担当。カリーニョでは趣味で研究してきた東西の19世紀末~20世紀初頭の文化・様式・芸術の世界を紹介するコラム執筆、読書会を主宰する。
【これまでの実績】
全国のMR経験薬剤師が作る転職応援サイト『MRファーマシスト』にてマネーコラム連載。
新聞の文芸欄掲載多数。