【14】溶媒原料の働きとは

作者まみこ

今回は陶磁器の原料に欠かせない、溶媒原料について見ていくよ。

三大原料のカオリン粘土やガラス成分のけい石はどのような働きをするのかはイメージがつきやすいけれど、溶媒原料っていっても全然ピンとこないよね。

溶媒原料として働く長石って何を具体的にしていているのかイメージができないし。

今回はそんな謎の役割をしている溶媒原料について詳しく見ていくよ。

作者まみこ

なるほど、長石はアルカリの性質を持っているんだね。

アルカリ性の成分の働きは理解できたかな?
カリーニャが「人間も溶かす」なんて超怖い例え方で説明していたからみんなも分かったはず…。

つまり、ガラス成分のけい石を溶かして、溶けたガラス成分が接着剤として働くんだ。
接着剤になったガラスはカオリン粘土を強力にくっつけるので、非常に強度の高いうつわが完成するんだよ。

こうしてみると、三大原料は確かにどれも欠かせない存在だね!

次回もお楽しみ。

 

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この記事を書いた人

まみこ

株式会社アリベ 取締役/4コマ漫画家/薬剤師/
カリーニョを運営する三姉妹の次女。本業である薬剤師として勤務する傍らで、4コマ漫画家としても活動中。三姉妹で一番IT関係に強く、カリーニョのシステム分野を担当する理系女子。
【これまでの実績】
『日経DIオンライン』にて4コマ漫画「ガンバレ薬剤師」連載中。
全国のMR経験薬剤師が作る転職応援サイト『MRファーマシスト』にて4コマ漫画連載。
薬剤師・主婦・子育てパパ等のLINEスタンプ作成他。