【第15回】タイタニック号の悲劇は当時の社会の縮図(3/6)

タイタニック号の悲劇が
多くの人々の関心を集めている理由

1回目,2回目は私のベスト10に入る映画「タイタニック」について、思わず熱く語ってしまいました。

https://carino.jp/kyoyou13/

https://carino.jp/kyoyou14/

今回は映画のほうではなく、歴史上のタイタニック号の悲劇について、あの事故がなぜ多くの人々に衝撃を与えたか、そしてそこから読み取れる多くの教訓についてお話ししましょう。この事故は、今を生きる私たちにも重要なメッセージを投げかけています。タイタニック号のことを知っておくことは、幅広い教養文化を学ぶうえでも必要なことだと私は考えています。

また、ヴィクトリア女王の息子の時代であるエドワード朝を考えるとき、エドワード朝(エドワーディアン。1900~1910年代)の粋(すい)を結集させたタイタニック号の設備や風俗文化はとても参考になります。陶磁器が華やいでいた頃は、文化や科学技術もとてつもない勢いで進化していたことを感じてほしいからです。それが、今回6回にわたって私が「陶磁器を彩る美しいモノたち」コラムにタイタニック号を取り上げた理由です。

タイタニック号の注目すべきポイントその①
当時の最新技術が駆使された一つの「街」

タイタニック号は、東京都庁を横にしたくらいの超豪華大型客船でした。

この記事を書いた人

玄馬絵美子

玄馬絵美子

薬剤師 / 「陶磁器de読書会」講師
カリーニョを運営する三姉妹の長女。薬局や病院で薬剤師として勤務し、現在子育て中のアラフォー主婦。株式会社アリベでは財務面を担当。カリーニョでは趣味で研究してきた東西の19世紀末~20世紀初頭の文化・様式・芸術の世界を紹介するコラム執筆、読書会を主宰する。
【これまでの実績】
全国のMR経験薬剤師が作る転職応援サイト『MRファーマシスト』にてマネーコラム連載。
新聞の文芸欄掲載多数。