講座レポ【教養として愉しむ洋食器講座】第2回 フランス編

こんにちは
カリーニョスタッフのTomokoです。

6/2(木)近鉄文化サロンにて【教養として愉しむ洋食器講座】第2回フランス編 が開催されました。

フランス3大やきもの セーブル、リモージュ焼、ファイアンス焼の陶磁器たち

前回のドイツ編に続き今回は、フランス編です。
フランスの陶磁器は、セーブル、リモージュ焼、ファイアンス焼という3つのやきものが代表として挙げられます。

幻の磁器セーブル

ひとつ目に登場する「セーブル」は現在でもフランス国立の窯です。
1759年、七年戦争の最中、ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人の尽力によってセーブルは王立磁器製作所となります。戦争には負けてしまいましたが、マイセンやウィーン窯が衰退していく中、セーブルは発展していきます。

セーブルのリトロン・シェイプのカップ 深いコバルトブルーなどカラーにもこだわりが

ポンパドゥール夫人の肖像画でも有名な宮廷画家ブーシェなどそうそうたる画家や技師が招集され、鮮やかで深みのある色彩(深いコバルトブルーやローズ・ポンパドゥールと呼ばれるピンク色など)、新しいシェイプ(リトロンカップなど)のデザイン、繊細で装飾的な金彩(千種類に及ぶ金彩文様の転写紙)を施し、国賓のための美術品レベルの磁器を作る窯となっていきます。

セーブルが得意とする金彩や色彩が、18世紀後半、ミントンやロイヤルクラウンダービーなどの英国窯に、特に強く影響を与えたことは、過去のイギリス陶磁器編で丁寧にその経緯を習ってきましたね。

ふたつ目に登場する「リモージュ焼」とは・・・

日本でいう有田焼のような一般名称で、「ロワイヤルリモージュ」「ベルナルド」「アビランド」などの各ブランドが、それぞれ「リモージュ焼」を製造しています。

中でも、「ロワイヤルリモージュ」は、リモージュ最古の窯です。
1797年に王立になり、セーブル窯の作品を復刻する許可を得ている窯でもあり、希少なセーブルの食器をロワイヤルリモージュの作品を通して私達も手にすることができるようになりました。

マリーアントワネットやポンパドゥール夫人も愛用されたデザインを間近で触ったりできるってとても素敵なことですよね。

フランスを代表する陶器∼ファイアンス焼∼

セーブル、リモージュ焼は磁器でしたが、みっつ目に紹介されたファイアンス焼は、陶器です。

以前の陶器の講座でも紹介された陶器の上から白い釉薬をかけてパっと見た感じは磁器に見える陶器です(錫釉陶器)。

ファイアンス焼は、18世紀にルーアン、ストラスブール、マルセイユなどの各地で地方色豊かな絵付けがされ、フランスの食卓を彩ってきたようです。
ファイアンス陶器は、ランブルカンと言われる縁の装飾が施され、中央に放射状の花文様があるのが伝統的なファイアンス焼の特徴です。

ファイアンス焼の代表格とされる[ジアン]は、高級陶器の窯として有名です。「人々の食卓を彩る」という理念を表現するような彩り豊かなデザインや、磁器に近い硬度があり、今も現行品を手に入れることのできる貴重な窯です。本講座のタイトルバックにされている食器デザインもジアンのシリーズということが紹介されました。非常に色鮮やかで可愛らしい柄ですよね。

実際に目で見て触って確かめるワークショップの時間。みなさんにお好みの陶磁器を聞いています。

フランスを代表される3つのやきもの をこのように紹介してもらうことで非常にわかりやすく、覚えやすくなった講座でした。

世界の洋食器編」、「美術様式から見る陶磁器編」ともに、講座を受けることで歴史や窯の特色が整理され理解しやすくなってきます。
[手にすることができる美術品]とも思える希少な食器を、見るだけでなく触って、参加者さんみんなで和気あいあいとお話をしながら愉しめるこの講座では、知的好奇心だけでなく、幸せホルモンの増加を毎回感じています。

次回の世界の洋食器編は【イタリアの陶磁器と代表的な洋食器ブランド】です。

ぜひみなさんも私と一緒にお勉強しましょ。

ご興味のある方はぜひ!!

募集内容はこちらをご覧ください

 【教養として愉しむ洋食器講座】(近鉄文化サロン阿倍野)

皆さまのご参加をお待ちしております。申し込みは、近鉄文化サロンで受付しています。
ご不明な点がございましたら、カリーニョにもお気軽にお問い合わせくださいね。

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