講座レポ イギリス陶磁器編第6回 「ウェッジウッド」

こんにちは。カリーニョスタッフのTomokoです。

12/24(木)、草津サロンにてイギリス洋食器編第6回「ウェッジウッドでみる各時代ごとのデザインの流行」が開催されました。イギリス陶磁器編最終回は「ウェッジウッド」でした。

ウェッジウッドは1759年に英国のストーク・オン・トレントに誕生した陶磁器メーカーで、創業者の名は、ジョサイア・ウェッジウッド(1730~1795)、『英国陶磁の父』と言われる人物です。

ジョサイアの最も重要な遺産は、芸術と産業を融合させ様式美を日常品に応用したことにある。
秀逸な品質とデザインを併せ持つ作品を鑑賞したり、所有したりすることを一般的にしたのだ
』           

 (ウェッジウッド美術館館長の言葉より引用)

ジョサイアは、ウェッジウッド窯を創立しただけでなく英国陶磁の発展、さらにはイギリスの産業発展にも貢献した重要人物といえます。そんな彼が成し遂げた功績は大きく分けて3つあります。

①陶磁器業界で初の量産化に成功し、それまで王侯貴族だけが使用していた上質の陶磁器を市民階級まで使えるようにしたこと。

②当時は”斬新”だった営業手法を取り入れ、ロンドンに最初のショールームを作り、良いものを作るだけでなく、「伝える」ことにも力を注いだこと。

③社会貢献(トレント&マーシー運河開設や奴隷解放運動)に尽力したことです。

また、彼の子孫も素晴らしい功績を残した者が多く、その1人、「種の起源」の著者であるチャールズ・ダーウィンはジョサイアの孫に当たる人物になるなど、子孫にもフォーカスしていくと90分の講座ではおさまらないほどです。

ジョサイアが目指したのは「芸術(作品)とプロダクト(商品)の融合であり、美しいものを量産する技術でしたが、「テーブルウェア」と「美術品」は区別していました。これを意識的にしていたって本当にすごい事ですよね。

今回の講座では年表ごとにウェッジウッドの手掛けたシリーズの誕生の話を時代の流行とともに見ていきます。手元にある資料や、実際に見ることのできる器も多く、手に取ってそのシェイプや柄、モチーフを見ることで美術様式の違いや、ジョサイアやデザイナーたちのこだわりポイントがわかってとても楽しい講座になりました。

これまでイギリス陶磁器編で紹介されてきた窯では、それぞれ創業者の想いや目指したものの違いを学んできました。6つの窯1つ1つとても興味深く、また、生み出された作品のエピソードを聞くことでそれぞれの器に親近感を感じてきたように思います。
カリーニョのコンセプトである 知る楽しみ、見る楽しみ、そして使う楽しみを教えてもらえたと思っています(もちろんアンティークなど簡単に手に取ることが難しいものもありますが)。

今回のウェッジウッド編では、ジョサイア自身による手記などから、ジャスパーを作り上げるまでの苦労や、壺へのこだわり、など彼の生の言葉でその状況を知ることができ非常に面白かったです。なんだかわたしもイギリスに行くことがあったなら、彼のお墓に、素敵な器を使えているお礼を言いに行きたくなる、そんな講座でした。

今年の講座は、本講座にて終了となります。
来年からもさらなる大人の学びをご一緒できたらうれしいです。

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この記事を書いた人

編集部

カリーニョ編集部による記事です