こんにちは。
カリーニョスタッフのTomokoです。
本日はル・ノーブル長岡京店でセミナーが開催されました。
今回はこのような時期でもあるため、感染予防対策にも配慮しながら開催させて頂きました。
「テーブルウェアで学ぶ美術様式と食器デザイン」第2回目の今日は、[ロココ様式]でした。

バロックの次は、フェミニンで繊細で耽美な[ロココ様式]
[ロココ様式]と言われる時期は、太陽王ルイ14世の後、その孫であるルイ15世が就任した時からルイ16世がフランス革命にて処刑される時までを表しています。
そんな[ロココ様式]を一言で説明すると、アニメで有名な【ベルサイユの薔薇】?。
フリフリドレスに、たっぷりリボンに、パステルカラーに、くりくり巻き髪、そして、猫足家具。は、まさに、ロココ様式のイメージそのものです。
荘厳で装飾過多なバロック様式からロココ様式に変遷してきたのはなぜか?。それは、絶対王政で重苦しい宮廷生活を強いられてきた貴族たちによる、人工洞窟などの隠れ家的な意味合いの場所から始まった室内装飾の様式でした。

ロココ様式てどういう意味?
ロココ様式の[Rococo]はどのようにして付けられたのか。なぜ貝殻がモチーフにされたのか。
室内装飾が主なロココ様式には建築様式は当てはまらず、むしろ、広義ではバロック時代の一部だった事。
などが、亜美子先生の解釈も交え、熱く、そして、わかりやすく説明されます。
また、この時代、美術において、イタリアに大きく遅れを取っていたフランス。芸術家たちの地位向上を目指して[王立絵画彫刻アカデミー]を設立させたことが、ロココ様式への変遷に大きく関わっていたこともとても興味深かったです。
そして、ロココ様式といえば、悲劇の王妃、マリー・アントワネットの生きた時代でもあります。彼女の名を冠した陶磁器もとても多く、フランスはもちろん、フランスの窯以外でもたくさん作られています。
その中の数点が、セミナーでは紹介され、リボンや真珠、パステルカラーなどロココ様式のモチーフがたくさん使われていました。
これらのカップを手に取り、フリフリドレスなマリー・アントワネットを思い浮かべると『ロココだなぁ』という気分になるわたしなのでした。
女性の好きな世界観である[ロココ様式]を、見た目の判別だけではなく、これだけ熱く、そして、アカデミックに語るセミナーは他に無いんじゃないかと思うほど、この夏1番の暑い熱い講座でした。

ご興味のある方はぜひぜひ次回からの「テーブルウェアで学ぶ美術様式と食器デザイン」をご受講頂ければと思います。
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