リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展 ヨーロッパの宝石たちが一堂に

今年は宮廷陶磁器が目白押し!
ウィーン窯の至宝が日本に

 

今年はとにかく、オーストリアが熱いです。それに合わせて、隣国の小国であるリヒテンシュタインの展覧会も開催中です。なんてったって、日本・オーストリア国交樹立150周年記念事業ですから、国を挙げての一大行事なわけです。これに先立ち、9月は佳子さまがオーストリア・ハンガリー(ハンガリーも同じく友好150周年。ハプスブルク家の時代は、オーストリア・ハンガリー帝国だったため)をご訪問され、さまざまな友好行事に臨まれました。

出典:The mainichi
Japan’s Princess Kako, right, stands next to the Director of the Herend Porcelain Manufactory, Attila Simon, during a visit to the factory in Herend, Hungary, Sunday, Sept. 22, 2019. (Zoltan Mathe/MTI via AP)佳子さまとヘレンドのシモン社長。

 

そして、注目の展覧会がこちらです。

「建国300周年 ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」
公式ホームページはこちら

スゴイですねー、特にこの右の絵。静物画を得意とするヴァルトミラーによるものですが、この絵の質感、写実力、圧巻の傑作です。1839年のものですから、時代的には新古典様式が流行っていた頃で、見たものそのままをいかに写真のように美しく描くか、という技術を競っていた新古典主義の絵画の特徴をよく表していますね。

同じころの作品であるウィーン窯(現在のアウガルテン)も、荘厳な新古典様式が表現されています。

陶磁器で見れば、日本から輸入した有田焼を、ロココ様式に金細工した一番上の写真も見どころです。
いわば、東洋と西洋が融合した作品、とも言える珠玉の1点です。

ほかにもクラーナハ、ブリューゲルなどの有名画家の絵画もありますが、私個人的には、こちらのギリシャ神話の絵画が気になりました。

というのも、やはり秋といえば、秋の目玉星座であるペガサス座、そして関連する神話であるアンドロメダ座、ペルセウス座がみれる時期だからです。この絵を見ると、「あ~、秋だなあ」という気分になりますね。

せっかくの日本・オーストリア友好150周年記念行事、またとない機会ですので、皆さんも芸術の秋を堪能してください。

 

【このページの文章を書いた人】 玄馬 絵美子(げんば えみこ)

株式会社アリベ 取締役  / 薬剤師 カリーニョを運営する三姉妹の長女。薬局・病院で薬剤師として勤務後、現在、子育て中のアラフォー主婦。株式会社アリベでは受注・財務面、そしてカリーニョでは趣味で研究してきた東西の19世紀末~20世紀初頭の文化・様式・芸術の世界を紹介するコラム執筆を担当。 【これまでの実績】 全国のMR経験薬剤師が作る転職応援サイト『MRファーマシスト』にてマネーコラム連載。 新聞の文芸欄掲載多数。掲載作品はこちら(個人ブログ「私の読書遍歴」)

 

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