テーブルクロス、何を選んでいますか?-おうちレストランの知恵袋

テーブルクロス、何を選んでいますか?

テーブルクロス、皆さんは使っていますか?
私は、日常の食卓ではランチョンマット(ディナーマット)を使い、「おうちレストラン」モードの時は、テーブルクロスを使うように意識しています。

よく「料理は見た目が9割」というふうに言われますが、実際のお料理というのは、お皿の中にある食べ物だけではなく、視覚に入るすべてのものをトータルでみたときに判断されるもの。

だからこそ「器選び」は大事なのですが、それと同じくらい大事なのが、テーブルの大半を占める「テーブルクロス」。そして今日は、テーブルクロスの色、ではなく、材質のお話です。

「おうちレストラン」ではランチョンマットではなく、テーブルクロス

まず大前提に、「おうちレストラン」を開くときには、ぜひランチョンマットよりも、テーブルクロスを使うことをおすすめしたいです。

なぜならランチョンマットは、一般的にはカジュアルな食事会で使われるものだからです。(ちなみにランチョンマットは和製英語。外国では通じません。英語だと「place mat(プレースマット)」となります。「”ランチ”マット」ではなく「”ランチョン luncheon (フォーマルなランチ会)”」 を使っているところから、贅沢な雰囲気を出したかったのかもしれません?この辺りの知識が浅く、理由はわかりませんが。。。)

意外と知られていない?テーブルクロスの「格」

フォーマルな食事では、個別のマットなどは敷かずに、真っ白なテーブルクロスを敷くのが一般的。テーブルマナーの本などには、

①白の亜麻(あま・リネン)・ダマスク織 →フォーマル
②綿のダマスク織 →フォーマル
③綿(コットン) →セミフォーマル
④化繊 →カジュアル
⑤レース、オーガンジー →ディナーよりもティータイム

という順に、格付けされています。私は、一期会でのレッスンやプライベートで開く「おうちレストラン」では、③綿と④化繊のテーブルクロスを使い分けて使用しています。

そして、たとえば過去に開催したアウガルテンのセミナーでは白い亜麻のクロスを使ったり、プライベートでのおうちレストランでも意識して、年1回は①や②のテーブルクロスを使っています。笑

アウガルテンセミナーでは、白い亜麻のクロスを使用

もし皆さんが「おうちレストラン」を開くときは、かしこまる(おもてなしする相手もスーツに着替えたくなるような!?)食事よりも、もっとリラックスした雰囲気を演出したいなら、③綿や④化繊を選ぶのが良いのでは?と思っています。(今回のコラム最後に、私のおススメショップもご紹介しています。参考にしていただければ幸いです*)

「あなたは特別」ということを表現できる、亜麻の白いクロス

とはいえ、ぜひ1枚は持っておいた方が良いのが、シンプルな無地(できれば白)のテーブルクロス。
私はマナーの先生ではないですし、ケースバイケースだとは思いますが、、、やはり目上の方をおもてなしする場合は、できるだけ格の高いクロス(①~③)を使うのが良いのかな、と思えています。

もし相手の方が、テーブルマナーに詳しくなかったとしても、普段使わないような格のあるものを使うことで「あなたは特別」ということを表現できると思っているからです。

先日、古い洋食器の雑誌を読みあさっていたとき、背表紙に掲載されていたウェッジウッドの広告のキャッチコピー「ようこそ、の気持ちを言葉以上に語ります。ウェッジウッド」という言葉を見て、なんて素敵な言葉なのだ、と思わず釘付けになりました。そして、こういう気持ちで、テーブルクロスを選んでみるのも大事だなぁ、と再認識しました。


相手が気づく・気づかないの問題ではなく、ご自身の気持ちを伝えるひとつのツールとしてテーブルクロスを使う、という感覚です。

ただリネンのテーブルクロスは、お値段が安いわけではありません。ですので、くれぐれも無理のない範囲で、というのは、大事なポイントだと思います。おうちレストランは見栄を張る場ではなく、自分自身が所有する愛着のあるもので、最大限の日ごろの感謝の気持ちを、空間・手料理で表現する場。

そんな特別感を演出しい時の参考に、テーブルクロスの材質を意識して選んでみると、あなたの気持ちを伝えてくれる心強いパートナーになってくれるかもしれません*
最後に、おすすめのテーブルクロスを購入できるお店をご紹介します。

おすすめテーブルクロスshop

ザラホーム

カジュアルに使えるテーブルクロスから、麻のダマスク織(フォーマル)まで、実はテーブルクロスのラインナップが多彩なのが、ザラホーム。私が持っている麻のダマスク織は、ザラホームで購入しました。

ガルニエ・ティエポー

1833年にフランスの東ボージュ地方で創業した、世界で初めて縦糸・横糸共にカラーで織った企業。フランスの大統領官邸エリゼ宮や各国フランス大使館御用達で、とにかく使い勝手が良いのに、高品質なテーブルクロス。撥水加工が最強レベル!お値段は高いですが、水分だけでなく油分にも強いので、実は日常使いにも重宝します(が、私は日常使いはしていません。。。笑)かなりのバリエーションがあります。セミフォーマルにお使いいただけます。

ランソレイヤード

ガルニエ・ティエポーと同じジャガード織のテーブルクロス。なんとなく雰囲気もガルニエ・ティエポー的な感じですが笑、お値段は1/2くらいと、コスパ抜群です。一期会でもランソレイヤードのテーブルクロスをよく使っています。

■テーブルウェアフェスティバルの「京都 一布や」

京都で和雑貨を販売する「一布や」が、年1回東京ドームで開催されるテーブルウェアフェスティバルに出展したときに販売されるテーブルクロスが、たとえば6人用テーブルのクロスが1200~1500円くらいだったりと、破格のお値段で販売されます。3年前は、10枚購入して、毎回お料理教室で異なるテーブルクロスを使用していました。笑年1回しかチャンスがないので、もし来年のテーブルウェアフェスティバルに行かれる方は「一布や」、チェックしてみてくださいね!

「おうちレストラン」をコンセプトとしたオンラインサロン

今回の投稿は、カリーニョ代表加納亜美子が運営する一期会オンラインサロンのコラムからの抜粋です。

このような方にお役立てできるサロンです

●自分にとって大切な人(家族や恋人、友人、上司等)に、手料理を通して日ごろの感謝の気持ちを伝えたい方
●簡単で見栄えするおもてなし料理を作れるようになりたい方
●料理教室に行く時間はないけどおもてなし料理を学びたい方
●日ごろ頑張る自分を、おうちご飯で労いたい方

●歴史ある食器の知識を身に着けたい方
●過去の一期会レシピを復習したい既存の一期会の生徒様

この記事を書いた人

加納亜美子

西洋磁器史研究家 / 料理研究家
「カリーニョ」代表。カリーニョを運営する三姉妹の末っ子。

幼少の頃から洋食器コレクターの父親の影響を受け、食器の持つバックストーリーに興味を持ち、文系塾講師、洋食器輸入会社で勤務後、2016年1月~会員制料理教室「一期会」、2019年1月~高級食器リングサービス「カリーニョ」の運営を始める。
曾祖母は赤絵付けの原料となるベンガラ作りに関わっていたルーツを持つ。